miHoYoは8月11日、Steamで早期アクセス中のPC向けAIコンパニオンソフト『BSide: Olivia Lin』について、2026年8月31日をもってオンラインサービスを終了すると発表した。
終了に先立ち、8月27日にはオフライン版を配信する。林离(Lin Li/Olivia Lin)の演奏やデスクトップのライブ壁紙は引き続き利用できる一方、「手紙を書く」「MIDIをアップロードする」といったオンライン機能は終了する。
要点まとめ
- タイトル: BSide: Olivia Lin
- キャラクター: 林离(Lin Li/Olivia Lin)
- 形態: PC向けデスクトップソフト/AIコンパニオン
- Steam分類: Free to Play、Utilities、Early Access
- 開発: miHoYo
- 販売: miHoYo
- 対応プラットフォーム: PC(Steam)
- 価格: 無料
- 早期アクセス開始: 2026年7月13日
- サービス終了発表: 2026年8月11日
- 発表まで: 29日
- オフライン版配信: 2026年8月27日15時
- サーバー停止: 2026年8月31日15時
- Steam配信終了: 2026年8月31日15時
- サービス期間: 約50日間
- 終了する機能: 手紙、MIDIアップロードなどのオンライン機能
- オフライン版に残る機能: 演奏の再生、デスクトップのライブ壁紙など
- オンラインデータ: 事前バックアップが必要
- オフライン版へのデータ移行: 非対応
- Steam対応言語: 中国語(簡体字)
- 主な機能: ピアノ演奏、MIDIからの演奏動画生成、手紙、ライブ壁紙
- 当初の早期アクセス予定: 2026年末までを想定
- 具体的な終了理由: 非公表
公式告知、Steamページ、ビジュアル


8月27日にオフライン版、31日にサーバー停止
miHoYoによると、サービス終了までのスケジュールは2段階に分かれている。
まず8月27日15時にオフライン版を配信。同時に、「手紙を書く」「MIDIをアップロードする」など、サーバーへの接続を必要とする機能が利用できなくなる。
その4日後となる8月31日15時にはSteamストアでの配信を終了し、サーバーも停止する。
オフライン版を今後も使いたい場合は、Steamでの配信が終わる前にダウンロードとインストールを済ませておく必要がある。
一度導入しておけば、サーバー停止後もオフライン版そのものは利用できるとしている。
発表は早期アクセス開始から29日後
SNSでは「リリースから30日未満で終了」といった紹介も広がっているが、正確にはサービス終了が発表されたのが29日後という形だ。
『BSide: Olivia Lin』が早期アクセスを開始したのは7月13日。終了告知は8月11日に掲載されており、この間隔は29日となる。
一方で、サーバー自体は8月31日まで稼働する。
そのため、実際のサービス期間は開始日から数えると約50日間。8月11日の時点で即日終了したわけではない。
短期間で終了方針が決まったことに変わりはないものの、「29日間しか遊べなかった」という理解とは少し異なる。
オフライン版で残るもの、残らないもの
オフライン版では、サーバーを必要としない一部の機能が残される。
林离のピアノ演奏をローカルで再生できるほか、デスクトップ上に表示するライブ壁紙も引き続き利用可能だ。
一方、オンライン処理を前提とした機能は8月27日をもって終了する。
ユーザーが林离へ文章を送る「手紙」機能は利用できなくなり、MIDIファイルをアップロードして演奏動画を生成する機能も停止する。
オフライン版は、現在のサービスを丸ごと保存するものではなく、ローカルで成立する部分を残す形になる。
手紙やMIDIデータは31日までにバックアップを
サービス終了告知では、ユーザーデータの扱いについても注意が呼びかけられている。
保存しておきたい手紙、MIDI制作ファイル、楽曲ライブラリ、そのほか関連データがある場合は、8月31日15時までにバックアップを済ませる必要がある。
サーバー停止後は、オンライン上のコンテンツやデータを閲覧・復元できなくなる。
また、それらのデータがオフライン版へ自動的に引き継がれることもない。
残されたデータについては、適用される法令とプライバシーポリシーに基づいて処理するとmiHoYoは説明している。
『BSide: Olivia Lin』はどんなソフトだったのか
『BSide: Olivia Lin』は、『原神』や『崩壊:スターレイル』のような従来型ゲームとはかなり方向性が異なるプロダクトだ。
中心にいるのは、上海でピアノを専攻し、心理学を副専攻しているという設定の林离(Olivia Lin)。
レコードや昔の映画、雨の日を好み、「音楽と記憶」をテーマに個人的な研究を続けている人物として設定されている。
ユーザーは彼女のピアノ演奏を聴くほか、自作MIDIをアップロードして演奏動画を生成したり、手紙を送ってやり取りしたりできる。
さらにライブ壁紙としてデスクトップ上に常駐させることも可能で、ゲームというよりも、音楽とキャラクターとの交流を組み合わせたAIコンパニオンソフトという性格が強かった。
当初は2026年末まで早期アクセスを続ける予定だった
今回の終了が注目を集めた理由の一つが、Steamで当初示されていたロードマップとの違いだ。
早期アクセス開始時、miHoYoはこの段階を2026年末ごろまで続ける予定としていた。
MIDIから生成する動画の品質、音楽再生の使い勝手、手紙を通じたインタラクションなどについてユーザーの意見を集め、正式版に向けて改善していく方針だった。
実際、サービス開始後もアップデートは続いていた。
7月17日には再生まわりや保存先に関する修正が行われ、7月28日にはMIDIの前処理、互換性、サステインペダル情報の抽出、アニメーション生成速度などが改善されている。
それから約2週間後にサービス終了が発表されたことになる。
ただし、miHoYoは終了理由について、ユーザー数や運営コスト、AI技術、規制など具体的な要因を挙げていない。公式発表では「製品の段階的な計画および今後の安排」を踏まえた判断とするにとどめている。
注目ポイント
1)早期アクセス開始から29日で終了方針を発表
年末まで続く予定だった早期アクセスは、開始からわずか1か月ほどで方向転換することになった。
2)完全消滅ではなくオフライン版を用意
演奏やライブ壁紙など、Oliviaとの体験の一部はサーバー終了後も残る。
3)オンラインならではの機能は終了
手紙によるやり取りやMIDIアップロードは維持されず、オフライン版では利用できない。
4)ユーザーデータの保存には期限がある
手紙や制作ファイルを残しておきたいユーザーは、8月31日のサーバー停止前に自分でバックアップする必要がある。
製品情報
現時点で確認できる主な情報は以下の通り。
- 『BSide: Olivia Lin』はmiHoYoが開発・提供するPC向けソフト
- Steamでは無料の早期アクセス作品として配信
- 一般的なゲームというよりAIコンパニオン/デスクトップユーティリティに近い
- 2026年7月13日に早期アクセスを開始
- 8月11日にサービス終了を発表
- 8月27日にオフライン版を配信
- 同日から手紙とMIDIアップロードなどのオンライン機能を停止
- 8月31日にサーバーを停止
- 同時にSteamストアから削除
- オフライン版は事前にインストールする必要がある
- ピアノ演奏のローカル再生は継続可能
- デスクトップのライブ壁紙も利用可能
- オンラインデータはオフライン版へ引き継がれない
- 必要なデータは8月31日までにバックアップが必要
- 当初は2026年末まで早期アクセスを続ける計画だった
- サービス終了の具体的な理由は明らかにされていない
- 公式告知はSteam Communityで確認できる
- 製品ページはSteamに掲載されている
まとめ
『BSide: Olivia Lin』は、早期アクセス開始から29日という早さでサービス終了が告知されることになった。
ただし、オンラインサービスそのものは8月31日まで続き、8月27日にはオフライン版も配信される。林离の演奏やライブ壁紙はその後も残る一方、手紙やMIDIアップロードといったオンライン要素は終了する。
利用中のユーザーは、必要なデータのバックアップとオフライン版の導入を、Steamでの配信が終わる前に済ませておきたい。
- Steam Community — Official Shutdown Notice, Offline Version, Data Backup, and Server Closure
- Steam — Official Early Access Listing, Features, Developer, Publisher, and Original Development Plan
- TechNode — AI Companion Positioning, Lin Li Profile, Music, MIDI, and Letter Features
- GamerSky — Shutdown Announcement and Offline Version Details
- Beijing News via Sina Finance — Official Closure Timeline and Data Preservation Information
- Kaito X — Secondary Post Referenced in the Original Screenshot