CHARON/STUDIO CHARONの新作心理ホラーADV『春はあけぼの、我はバケモノ。 - Spring at Dawn, I Am a Monster.』が、2026年8月20日にSteamで発売されることが正式に発表された。対応機種はWindows PC。
作者のねこふじかおる氏は今回の作品を、ゲーム制作を続けてきた約13年間のひとつの到達点として紹介している。本作でプレイヤーが演じるのは国語教師。不登校となった3人の少女への家庭訪問をきっかけに、善意だけでは解決できない家庭問題や依存、秘密へ踏み込んでいく。
クイックサマリー
- タイトル: 春はあけぼの、我はバケモノ。
- 英語タイトル: Spring at Dawn, I Am a Monster.
- 開発: CHARON / STUDIO CHARON
- 販売: CHARON / STUDIO CHARON
- ジャンル: 心理ホラーADV / ビジュアルノベル
- 対応機種: Windows PC
- 配信: Steam
- 発売日: 2026年8月20日
- Steam表示: 確認時点ではComing soon
- 価格: 未発表
- プレイ人数: 1人
- Steam Family Sharing: 対応
- 主人公: 国語教師
- 物語: 不登校となった3人の少女への家庭訪問
- ヒロイン: 心目ななつ
- ヒロイン: 迷子にゃこ
- ヒロイン: 木ノ葉あじみ
- エンディング: 全16END
- 構成: 3キャラクター×5END+先生ルート1END
- 先生ルート: 通常15END回収後に解放
- 主なテーマ: 救済、依存、家庭、道徳、執着、破滅
- ホラー表現: ジャンプスケアに頼らない心理ホラー
- ビジュアル: 黒・白・赤、春、日本文学のイメージ
- 開発環境: HORAI Engine(Unity)
- 無料体験版: Steamで配信中
- 体験版範囲: 共通ルート+3キャラクタールート序盤
- 製品版対応言語: 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語
- フルボイス: Steam上では記載なし
- 体験版翻訳: 一部でAI支援による仮翻訳を使用
- 製品版翻訳: ネイティブの人間による翻訳・編集へ差し替え予定
- 開発中背景: 一部スクリーンショット・映像にAI補助の仮素材を使用
- 製品版背景: 手描き背景へ差し替え予定
- 対象年齢: 審査予定
- 実況可能: 通常ルート15ENDまで
- 実況禁止: END16「先生ルート」
- キャラクターテーマ曲: 3曲発表済み
発売告知、公式PV、Steam、ゲーム画面

約13年ゲームを作り続けてきたCHARONの最新作
ねこふじかおる氏は今回の投稿で、『春はあけぼの、我はバケモノ。』を約13年にわたるゲーム制作の現在地として紹介している。
CHARONはこれまで、ヤンデレや人間関係の狂気を題材にしたフリーホラー・ADVを数多く制作してきた。
新作でもその方向性は残っているが、舞台となるのは怪物が徘徊する異世界ではない。
主人公は、不登校となった生徒を心配して家庭訪問へ向かう国語教師だ。
プレイヤーを追い詰めるのは戦闘ではなく、会話、家族の事情、少女たちの依存、秘密、そして「大人としてどこまで踏み込むべきなのか」という選択そのもの。
“正しいこと”を選んだつもりでも、それが誰かを救うとは限らないという構造が、本作の心理ホラーを支えている。
3人の不登校少女、それぞれ異なる事情
物語は、主人公の担任クラスにいる生徒が学校へ来なくなったことから始まる。
教師として家庭訪問を行う中で、主人公は心目ななつ、迷子にゃこ、木ノ葉あじみという3人の少女と深く関わっていく。
心の空白を埋めるように大人へすがる者、大人の優しさを試す者、壊れた日常の中で静かに助けを求める者。
3人にはそれぞれ異なる事情と秘密が存在する。
プレイヤーは言葉を選び、少女との距離を選ぶことになるが、近づくことが常に救いになるとは限らない。
善意が依存を生み、“助けようとすること”そのものが新たな問題になる可能性もある。
そのため本作は、明確な善悪を選ぶゲームというより、危うい人間関係の中で自分自身の倫理観を試される作品として設計されている。
全16END、最後に解放される「先生ルート」
製品版には全16ENDが収録される。
公式サイトでは、3キャラクターそれぞれに5ENDが用意され、合計15ENDとなることが明記されている。
そして通常15ENDをすべて回収すると、最後のEND16「先生ルート」が解放される。
Steamの説明でも、3人の物語をすべて見届けたあとに、教師自身へつながる結末が待っているとされている。
つまり、本作のマルチエンディングは単に好きなルートを一度クリアして終わる構造ではない。
3人にどのような未来があり得るのかを複数の角度から見たうえで、主人公自身の結末へ到達する設計となっている。
なお、CHARONは実況ガイドラインで通常15ENDまでの配信を許可している一方、END16「先生ルート」の実況・録画・動画投稿を禁止している。
無料体験版では3ルートの序盤をプレイ可能
Steamでは現在、無料体験版も配信されている。
体験版では共通ルートに加えて、心目ななつ、迷子にゃこ、木ノ葉あじみそれぞれのキャラクタールート序盤をプレイできる。
会話や演出、選択肢、キャラクターとの距離感がどのようにゲームへ組み込まれているのかを、発売前に確認できる内容だ。
ただし、体験版は製品版の一部のみを収録したもの。セーブデータなどの仕様も完成版と異なる可能性がある。
対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語。
体験版の一部ローカライズには現在AI支援による仮翻訳が使われているが、製品版ではネイティブの人間による翻訳・編集へ差し替える予定とされている。
3人それぞれに専用テーマ曲を用意
3人のメインキャラクターには、それぞれ専用のテーマ曲も制作されている。
心目ななつのテーマ曲は「ごめんなさい、ごめんなさい」。歌唱はななひら、作詞はねこふじかおる、作編曲はTAKASUKEが担当する。
迷子にゃこのテーマ曲は「AZULAMENT(アズラメント)」。歌唱はぐるたみん、作編曲はTAKASUKEとOplaSyncの芝山武憲。
そして木ノ葉あじみのテーマ曲「青に慶、冬は射止めて」は、高橋直純が歌唱を担当する。
マルチルート作品として物語を分けるだけでなく、音楽面でも各キャラクターに異なる色を持たせる構成だ。
ジャンプスケアではなく会話と沈黙で追い詰める
Steamでは、本作の特徴としてジャンプスケアに頼らない心理ホラーが掲げられている。
恐怖を作るのは突然飛び出す怪物ではなく、会話、沈黙、表情、そして人間関係が少しずつ変わっていく感覚だ。
その一方で、作品全体のモチーフには春や桜、日本文学が取り入れられている。
黒・白・赤を中心にしたビジュアルと美しい春の空気を、不穏な物語の対比として利用する形だ。
現在Steamのスクリーンショットや映像に含まれる一部背景は、開発中の仮素材としてAI補助ツールを使用している。
開発者は、これらの背景を製品版では手描き背景へ差し替える予定と説明している。
ゲームプレイ中にリアルタイムでAI生成されるコンテンツはない。
注目ポイント
1)怪物ではなく“人間関係”が恐怖になる
家族問題や依存、善意、大人と子どもの距離感を扱い、何を選べば救いになるのか分からない状況そのものがホラーとして機能する。
2)16ENDには明確な最終地点がある
各ヒロイン5ENDの計15ENDを見たあとに、初めて先生ルートが解放される。
3)先生ルートだけ実況禁止
通常ルートは全ENDまで配信できる一方、最終ENDだけはプレイヤー自身が体験する内容として守られている。
4)約13年続くCHARONらしさを新作へ
依存や執着といった従来からのモチーフを残しながら、Unityベースの制作、5言語対応、キャラクターソングなどを組み合わせている。
ゲーム情報
現時点で確認できる追加情報は以下の通り。
- 正式タイトルは『春はあけぼの、我はバケモノ。 - Spring at Dawn, I Am a Monster.』
- 開発・販売はCHARON / STUDIO CHARON
- メインクリエイターはねこふじかおる氏
- System / Scenario / GraphicsはCHARON(Kaoru Nekofuji)
- Musicは月桂樹冠
- MovieはLauReL
- 開発環境はHORAI Engine(Unity)
- 製品版発売日は2026年8月20日
- 対応機種はWindows PC
- Steamで配信
- 価格は未発表
- 対象年齢は審査予定
- シングルプレイ、Steam Family Sharing対応
- 全16END
- 通常ルートは3人×5ENDの計15END
- END16は先生ルート
- 先生ルートは15END回収後に解放
- 無料体験版はSteam Demoで配信中
- 製品版はSteamでウィッシュリスト登録可能
- 製品版対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語
- Steam製品版の最低OSはWindows 10
- 最低CPUは現時点でIntel Core i5表記
- メモリ4GB RAM
- DirectX 11
- 最低ストレージ500MB
- 推奨ストレージ1GB
- 通常15ENDは実況可能
- END16の実況・動画投稿は禁止
- ネタバレを含む動画は注意書きが必要
- 配信概要欄にはSteamストアURLの記載が必要
- 詳細は『春はあけぼの、我はバケモノ。』公式ページで確認可能
- 最新情報はCHARON公式Xで発信されている
まとめ
『春はあけぼの、我はバケモノ。』は、助けを必要とする3人の少女と国語教師の関係を通して、“善意が必ずしも人を救うとは限らない”という危うさを描く心理ホラーADVだ。3人それぞれに5ENDが用意され、そのすべてを見届けた先に先生ルートが待っている。
製品版は2026年8月20日にSteamで発売予定。無料体験版はすでに配信中で、価格についてはまだ発表されていない。Steamストア上の発売日表示は確認時点でComing soonのままだが、CHARON公式Xでは8月20日発売が正式に告知されている。
- CHARON Official X — 13-Year Development Reflection, 16 Endings, and August 20 Steam Release
- CHARON Official X — Official August 20, 2026 Release Confirmation
- CHARON Official YouTube — Official PV for Spring at Dawn, I Am a Monster
- Steam — Full Game Store Page, Features, Languages, AI Disclosure, and System Requirements
- Steam — Free Demo, Three Character Routes, Localization Status, and Demo Information
- STUDIO CHARON — Official Game Page, 16-Ending Structure, Staff, Theme Songs, and Streaming Guidelines